「おもしろい人になってモテまくろう!」と大々的に看板を出しておきながら、蓋を開ければトーク術に関連する記事をほとんど書いていませんでした……
今日は【人を笑わせる話し方】をマスターするために最低限意識すべき知識や方法について紹介していきます。
いきなりですが、自分の話で誰かを笑わせたいと思った時、どんなことをすればいいと思いますか?
この質問をすると比較的多くの人が
- 常にオチのある話をする
- みんなが笑えるおもしろいネタを話す
と答えます。
が、これは間違った認識です。
もちろん、上記2つも笑いとる上で必要なスキルではありますが、話の中に必ず存在しないといけない要素ではありません。
では、当たり前のように人を笑わせている人はどんなテクニックを利用しているのかというところを今回解説していきます。
また今回は【最低限これだけを意識すればOK】な知識やテクニックのみを厳選し紹介していくつもりなので比較的サクッと読めるはずです^^
ここで紹介する内容を実践するだけでも人を笑わせることは十分可能ですので安心してくださいね!
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人を笑わせる話し方【きほんの『き』】
人を笑わせたり、楽しませたりするスキルを鍛えるにあたりお伝えしたいことがあります。
それは
【人を笑わせるのが上手い人は『何の変哲もない話題』を面白く話している】
ということです。
面白い話ができる人、人を笑わせる技術を身に付けたいと考える人の中には
「面白い人はウケがいいネタをいっぱい仕入れてるんじゃないか?」
という考えを持っている人がいますがこれは完全な勘違いです。
試しに、あなたが考える「話が面白い人」を思い浮かべてみてください。
芸人さんでもタレントさんでも同級生でも会社の上司でも誰でもいいです。
その人に対してあなたは
「あの人はいつも面白いネタばっかり持ってる!」
とは感じていないですよね?
どっちかというと、
「あの人ほんと面白いキャラしてるよな〜!」
といったように、話のネタそのものではなく話し方とか醸し出す雰囲気に面白さを感じているはずです。
つまりこれが、これが最初にお伝えした
【人を笑わせるのが上手い人は『何の変哲もない話題』を面白可笑しく話している】
ゆえの結果なのです。
そしてこれは、努力すれば誰にでもできることです。
そのための具体的なテクニックなどについて、以降紹介していくのでぜひご覧ください!
人を笑わせるために意識すべき5つの要素
自分の話で誰かを笑わせたい、または面白いと思わせたい場合に必ず意識すべきことを6つ紹介します。
- 話のオチ
- 話の間
- 言い換え・比喩
- 自分の表情
- 非言語情報(身振り手振り・声の抑揚)
具体的に見ていきましょう。
人を笑わせるために意識すべき5つの要素1
話のオチ
トークで相手を笑わせたい時の最もポピュラーなテクニックが、話のオチを利用して相手を笑わせることです。
「で、オチは?」
で、おなじみのオチです。
落ち
落ち(おち)とは、笑い話など物語の結末のこと。多くの場合おかしみのある部分だが怪談などの結末も指すため一概には言えない。下げ(さげ)とも言う。
引用元:Wikipedia「落ち」
人は「予想を裏切る結末」に対して感情の変化が起きやすい生き物です。
オチは上記でいう「結末」にあたる部分であり、笑いを生み出すポイントとしてはやはり大事な要素です。
※ただし、オチで笑いを生み出せることがある程度確約できる話の場合
笑いが生まれやすいオチ(結末)のポイントとしては「的はずれすぎない、けど予想できない斜め上な内容」かどうかです。
よくある「そっちかー!笑」ってやつですね。
例えば、以下のような感じです。




このやりとりのオチは、最後の「いや、そもそも免許を持ってない」ですね。
この場合、相手からすると「こいつはペーパードライバーならそりゃ違反なんてないわ」って思ってたところ、免許すら持ってないという「そっちか!笑」な結末で感情を揺さぶる → 笑いを誘うことができるわけです。
もちろん話のオトし方のパターンはこれ意外にもいくらでも存在しますが、最もポピュラーなパターンを紹介しました。
昔も今も、これからも変わらず「オチのある話」は笑いを誘う最も有名な手段です。
人を笑わせるために意識すべき5つの要素2
話の間
相手を笑わせるためには、話と話の「間」も上手に利用する必要があります。
「大事なのは話の内容でしょ」って思うかもしれませんが、間をなめてはいけません。
アメリカ合衆国のオバマ前大統領やアップル創業者のスティーブ・ジョブズらが過去に行ったスピーチでも、大衆を引きつける共通点として絶妙な「間」の存在があったそうです。
「間」の使い方1つで相手に楽しませる武器にもなり、失望させる凶器にもなります。
例えば、あなたが恋人に対して
「最近連絡つかないこと多くない?なにかしてるの?」
と聞いたとします。
それに対して相手が間髪入れずに
「いや別に何もしてないよ。たまたまじゃない?」
と答えたら、あなたはどんな気持ちを抱きますか?
おそらくは、
「なんか隠してるな」「怪しい……」
といった疑念とか不信感ですよね。
しかし、同じ質問でも間をおいて同じ返答をした不信感が生まれたとしても多少疑いの目はなくなりますよね。
相手を笑わせる上でも同じです。
相手があなたに話を振ってきた時、あなたが
「面白い返しをしないと!」
という気持ちが先走りすぎて即答してしまったとします。
たとえ内容がめちゃくちゃ面白かったとしても
「必死そう」「焦ってるのかな」
といったネガティブ寄りな感情が「面白い」よりも強調されてしまう危険性があります。
※「間」の解説のための一例であり、その時の表情や文脈、話すスピード等によってはプラス効果を生む場合もあります。
が、焦っての即答はまずもっていい結果は生まないのでやはり避けるべきでしょう。
このように、間だけでも相手の喜怒哀楽さまざまな感情を与えることができます。
話の間は【話さない会話】であり、表情の一部だと考えて普段から意識してみてください。
人を笑わせるために意識すべき5つの要素3
言い換え・比喩
笑いを生み出す上で最重要な技術が、文章や単語の言い換えや比喩(例え表現)です。
相手を笑わせるのが上手い人の8割〜9割以上は、会話の端々で言葉の言い換えや例えを使った表現を駆使しています。
会話の面白さを作り出す上で主軸を担う部分なので確実に習得して利用しましょう。
考え方はシンプルで、ある文章や単語を「似ている別の物や表現に言い換える」だけです。
例えば
「ゴワゴワした芝生」
という言葉があるとします。
これであれば
「kaitoくんの髪質みたいな芝生」
といった感じですね。(※ちなみに実体験)
この場合は芝生の質感を容易に想像しやすい別の類似した物に言い換えています。
ちなみに上記は「ゴワゴワ」というキーワードを例えの材料にしましたが、元ワードで色が強調されていた場合は類似した色の別の物で表現してもOKです。
※「やけに色あせた芝生」→「二日酔いのkaitoくんの顔色によく似た芝生」など。
あと大事なことで
その場にいる全員がなんとなくでも知っている物
に言い換えるようにしましょう。
マニアックなものに例えると中途半端な空気になって盛大に凍りつく可能性があるので……
例え話や類語を使った表現変換が自由自在にできることは、人を笑わせる話し方の8割はマスターしたも同然といえるくらいめちゃくちゃ重要なスキルです。
人を笑わせるために意識すべき5つの要素4
表情も加える
会話内容に合わせて表情を加えることも適度にやってみましょう。
表情を付与することで、話の内容にメリハリがついて話の内容を相手にイメージさせやすくなります。
表情を変えるといっても「暗い話の時は終始沈んだ顔をする」といった大げさなものではなく、「痛々しい内容の時に痛そうな顔をする」感じで、何かを強調したい時にだけ一瞬表情を変える程度で問題ありません。
ポピュラーな例で言えば、驚いた時などに眉毛を一瞬上げる行為がありますね。
※「え!なにそれ!?」的な発言時に一瞬眉毛がピク!って上がる、アレです。笑
これは【アイブロウ・フラッシュ】といって相手に好印象を与える行為と言われています。
(友人知人と話す際などぜひ試してみてください)
また、上記とは別に表情の変化を利用した笑いを誘う応用テクニックがあるので紹介します。
まず結論を言うなら
「笑いをとりたい箇所もあえて終始真顔で喋る」
ことです。
相手を笑わせたいと意気込んで話をすると、つい力が入って「そんで○○だったってわけ!!(ドヤ笑顔)」といった感じにハイテンションで表現してしまうことって結構ありますよね。
悪くはないですが、実は明るくて笑える話なのに敢えて真顔で真剣な雰囲気を醸し出すことで【真面目な話をするかに見せかけて実は笑い話だった】というギャップを利用して相手を笑わせることもできます。
有名人で言えばお笑い芸人「ナイツ」の塙さんがこのタイプに当てはまりますね。
これは【話のオチ】でもご説明した人は予想を裏切る結末に対して感情の変化が起きやすい心理を利用した笑いを生み出すテクニックです。
(細かいテクニックはまた別の記事で具体的に解説しますね!)
ひとまずこんなやり方もあります、というお話でした^^
ただし、表情の付与はあくまでも話の内容をより鮮明に相手へ伝えるためのアシスト要素なので内容の起伏がない部分で無理に表情変化をつけると逆にわざとらしくなってしまいます。
相手を笑わせたいからといって無理に笑顔を作る必要はありませんが、怒りや悲しみを伝えたい箇所では自然な感じで表情も変えながら話してみるとよいでしょう。
人を笑わせるために意識すべき5つの要素5
非言語情報(身振り手振り・声の抑揚)
トークで相手を笑わせたいのなら、言葉だけでなく身振り手振りなどの体を使ったアクションや話し方にも気を使った方が断然笑いを引き出しやすくなります。
すでにお伝えしている通り、相手を笑わせるためにはそもそも
「相手がこちらの話した内容をしっかりイメージできている」ことが絶対条件です。
声(音)の情報に加え、目(視覚)からの情報もプラスすることで話の内容が伝わりやすくなるということが心理学の分野でも証明されています。
メラビアンの法則
感情や態度について矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の割合であった。この割合から「7-38-55のルール」とも言われる。
メラビアンの法則によれば、人が他人の行動をどのような形で受け取っているかを比較すると視覚情報、つまり目から入る情報割合が最も多いことが分かります。
逆に言うなら話の内容としての理解はほとんどないというわけですね。
「なんかイマイチ話の内容が入ってこない……」などと言われることがあれば、手や足など体を使った表現を付け加えてみてください。
(こうすると、言葉でうまく伝える自信がなかったときの保険になるので安心できますよ^^)
せっかくおもしろい話でも、そもそも相手に内容が伝わっていなければ笑わせるどころではなくなります。
体を使った表現や声に抑揚をつけて喋ることは比較的どんな場面でもできるかと思いますので、日頃からぜひ練習してみてくださいね!
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人を笑わせる話し方習得に向けた訓練法4選
人を笑わせる話し方ができるようになるためには常日頃から言葉や会話に意識を向ける癖をつけましょう。
ここでは1人でもできるおすすめ訓練法を4つほど紹介します。
- 日々出会う人の会話をひたすら見聞きする
- 言葉の類語表現を勉強する
- プロの喋りから学ぶ・盗む
- 常に胸を張って堂々と喋る
今からできることなので意識して実践してみてください。
人を笑わせる話し方習得に向けた訓練1
日々出会う人の会話をひたすら見聞きする
日常生活のあらゆる会話には人を笑わせるためのヒントがあふれています。
常に目や耳のセンサーを働かせながら生活するようにしましょう。
日常会話からは笑いを生み出すヒントになる
- 会話の雰囲気
- 言語
- 話し方
- 間
などを学ぶことができます。
友達、会社、街で遭遇するあらゆる会話シーンに注目してみてください。
もし、他人同士の会話が盛り上がっているようなら、
【何がきっかけで今の雰囲気が生まれているのか】
【会話の雰囲気が良い要因は話題そのものか、それとも一部の人間か】
などを自分なりに考えてみましょう。
また、これとは逆に盛り上がっていない会話に遭遇した時もスルーせずに
【なぜ盛り上がっていないのか?】
【自分だったらどうやって盛り上げるか】
を考えてみてください。
日々こういったことを習慣づけておくことで、似たような先々で同じようなシチュエーションの会話シーンに遭遇した時に適切な対応ができるようになります。
身の回りの会話は学びの宝庫ですので、どんどん見聞きしていきましょう!
人を笑わせる話し方習得に向けた訓練2
言葉の類語表現を勉強する
普通の話を面白い話に昇華させるために言葉の類語や言い換えを勉強するようにしましょう。
これは【人を笑わせるために意識すべき5つの要素】でもお伝えした、言葉の言い換えや例え話を自在に操れるようになるための重要な勉強です。
【〜5つの要素】の「言葉の言い換え・比喩」でもお伝えしたように、例え話をマスターするだけでも十分と言えるくらい最強のスキルなので、集中して勉強してみてください。
(言葉の言い換えや例え話のテクニックについてはまた別の記事で具体的に解説致します)
ここでは類語表現や例え話を身につける上で誰でも手軽にできるを紹介しますね。
- クイズ番組やバラエティー番組を見る
- 洋画を吹き替えで見る
- ネット掲示板(5ちゃんねる等)を閲覧
クイズ番組やバラエティー番組は頭の良いタレントさんやお笑い芸人さんが出演しているので得られる知識も多くおすすめです。
洋画の吹き替えは「喋りのテンポ」と「例え話」が目白押しです。しかも質が非常に高いです。
コメディー系映画が特におすすめですよ^^
5ちゃんねる等のネット掲示板もおすすめです。
ここにいる人達のギャグセンスやノリツッコミのセンスは秀逸で、あまり大きい声では言えませんがテレビに出るタレントさんや芸人さんより面白いです。
加えて頭脳面積な人も多数存在するため、語彙力の勉強にもなります。
言葉の言い換えや例え話の例を学びたいなら生の会話や文字に日常的に触れまくることが先決です。
最初にもお伝えしたように、人を笑わせるトークにおいて例え話の効力は絶大ですのでぜひとも真剣に勉強することをおすすめします。
人を笑わせる話し方習得に向けた訓練3
プロの喋りから学ぶ・盗む
より実践的なトーク力を鍛えるならその道のプロから技術を盗むのがてっとり早いです。
テレビやラジオ、YouTube等のネット媒体で喋りの達人→お笑い芸人、落語家、ニュースコメンテーターからリアルな会話テクニックを吸収しましょう。
プロの会話テクニックを映像で見聞きすることは大切です。
会話力はもちろん、話し手と聞き手の空気感、間の使い方など、人を笑わせる・喜ばせるために必要な複数のテクニックを同時に見聞きできるので。
「場の空気を読む」「間を上手く使う」能力は会話力と同等か、場面によってはそれ以上に重要となる要素です。
そしてこれらは会話している現場の雰囲気=視覚を使わないと感じ取りにくい部分でもあるため、そういう意味でもプロの会話を見聞きすることは率先してやるべきなのです。
会話スキルを上げたい人の中には
【最初からスキルアップ系・自己啓発系の本を読みまくる】
という人もいますが、これだと成長が遅くなるのであまりオススメできません。
本が悪いわけではないのですが、本だけの勉強ではリアルで起きる想定外の環境変化に順応する能力が磨けないためです。
基本的には行動心理学系の本を1冊読んだら、その後はテレビやネット動画など「目」と「耳」で感じられる勉強法(=ここでお伝えしたプロの喋りから学ぶ&盗む)も織り交ぜていくなどの進め方がおすすめです。
人を笑わせる話し方習得に向けた訓練4
常に胸を張って堂々と喋る
他人と会話する時は普段から胸を張って堂々と話す癖をつけましょう。
何気ない会話への会話力スキルを鍛えることで「人を笑わせる話し方」への精神的ハードルは低くなります。
「人を笑わせたい」や「おもしろい話ができるようになりたい」って考える人に意外と多いのが、面白いことを言おう言おうとしすぎて空回りする、自信がなくボソボソと喋る、不安で早口になってしまうというタイプの人です。
これは非常にもったいないことで、最悪の場合、友人知人から煙たがられる危険すらあるのでもしあなたも思い当たるフシがあれば今すぐやめましょう。
すでにお伝えしたように、そもそも人を笑わせるのが上手い人は常におもしろい話を用意しているわけではなく、普通の話の中の「面白くできそうな箇所」を装飾して話しているのです。
つまり多くの場合、ハナから面白い話の素材は不要なんです。
大切なのは場面関係なく「話すこと」そのものに対する不安をできる限り払拭しておくことです。
必要以上に失敗や不安感を抱くことはせず、まずは日常の様々な会話シーンで違和感なく話せることを目指しましょう。
【まとめ】あらゆるシーンの会話に慣れる&分析する
今回は、人を笑わせる話し方を身につけるおすすめ方法について紹介してきました。
人を笑わせる話し方を鍛えるためには、積極的に外に出て人と会話する・人の会話を見る機会を増やしてください。
そして常に
「どうすればこの会話を盛り上げられるか」
「今の言動は何がダメだったのか」
といった、会話の状況変化を察知・思考する癖をつけるようにしましょう。
こういった訓練を積み重ねることで間を上手く利用したり少しひねったオチを言えるようになったりと一段上の会話テクニックが駆使できるようになります。
また、大事なことなので何度も言いますが、人を笑わせたり面白い話をするために必要なものは【みんなが笑う面白いネタ】ではなく、【普通の話を面白くできる】力です。
これさえ身につけば、基本的にどんな会話に対しても緊張や不安などとは無縁になります^^
当ブログでは【あらゆる場面でモテる『面白い人』になる】ためのテクニックをこれからもどんどん紹介していきますので他記事もぜひ御覧ください^^
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!
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