今回は「会話のきっかけ」に困らず、リアルな場はもちろんLINE(ライン)でも自然に会話スタートが切れるテクニックを紹介します。
「話し始めれば平気なんだけど、会話のきっかけでいつも迷う……」
これって何気にストレスですよね。
スタートが上手くいかないと不自然な沈黙 → 気まずい空気といった負の流れになりがち。
会話する以前からこんなことは、できれば避けたいものですね。
かくいう僕も会話のスタートについては本当に悩んで試行錯誤した人間の1人です。
その結果、ある結論に至ったのでこの記事で紹介させていただきます。
この記事に書いてある通りの流れでやっていただければ、相手が誰でも会話のスタートに困ることはなくなります。
もちろん、それぞれがどんな立場でも関係なくあらゆるシーンに通用する手法です。
しかも考え方はシンプルで、話すこと自体がよほど苦手じゃなければ100%できます。
僕は仕事柄多くの人とオンラインやリアルで会話をしますが、この手法を使い始めてからスムーズにスタートが切れなかったことは記憶にありません。
会話のきっかけで迷っているならお役に立てるかと思うので、ぜひご一読ください^^
▼この記事はこんな方におすすめ
毎回のように会話のきっかけで悩む。それが地味にストレス。
「相手が誰でも話せる自分」を定着化させたい
Contents
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「会話のきっかけ」で苦悩する原因はこの2つ
会話のきっかけで悩む理由は多くの場合、以下思考が原因です。
- ゼロからネタを生み出そうとする
- 「会話を盛り上げたい」気持ちが強すぎる
ひとつずつ見ていきましょう。
会話のきっかけで悩む原因1
ゼロからネタを生み出そうとする
会話が上手く始められない人は「ゼロから話題やネタを見つけようとして」います。
これでは会話シーンごとにネタ探しの時間が発生して、沈黙やぎこちなさに繋がります。
結果として会話が悩みのタネになってしまいます。
ちなみに「会話する相手ごとにネタを変える」のは無駄に精神消耗するだけで大した効果は得られません。
おそらく、というか確実にやめた方がいいと思います。
もし相手が話慣れた友人知人だったら会話のきっかけは見つかるでしょうし、別に沈黙しても問題ないでしょう。
でも初対面の相手なら、ネタを探そうと焦っているところを見られて「この人大丈夫かな」なんて思われるかもです。
そうしたら印象は……たぶん良くはなりませんよね。
会話のきっかけに限らず「ゼロからネタを探す」行為そのものが間違いと言えます。
会話のきっかけで悩む原因2
「会話を盛り上げたい」気持ちが強すぎる
「会話を盛り上げたい!」「楽しませないと!」といった相手への過剰な気遣いも、会話のきっかけで悩む人によくある要因です。
常に面白い会話スタートを切るなんて、お笑い芸人でもないそうそう限りできることではありません。
そこに重点をおきすぎると会話自体に苦手意識を抱きがちです。
まず、会話のきっかけとなるトークに「面白さ」は一切必要ありません。
それよりもっと大切な要素は「安心感」です。
第一印象で「この人は、なんか話しやすい」と安心感を相手に植え付けることが最重要です。
心理学的観点からみても面白い人はモテるのはたしかな事実です。
でもそれはある程度仲が深まってから発揮しても全然遅くないし、後からでも与えられます。
しかし【第一印象】は文字通り初対面で全てが決まる上、一歩間違えばネガティブな余韻を残しかねません。
取り返しがつく事のためにわざわざ危ない橋を渡り、悩みまで抱えてしまうのは精神力の無駄遣いです。
【さあ会話しよう】相手が誰でもスムーズスタートする方法2選
会話のきっかけに困る事なく、相手に関係なくスムーズスタートを切るための手法を2つ紹介します。
- ネタは用意せず現場で拾う
- 拾ったネタの中から次のネタを探す
具体的に見ていきましょう。
ネタは用意せず現場で拾う
ネタは用意せずに現場で拾いましょう。
ネットやテレビで仕入れる必要は一切ありません。
会話のスタートはディナーで言えば前菜です。
わざわざカチッとしたネタを用意して望むのは、席についていきなりメインの分厚いステーキが出てくるようなものです。
気持ちもお腹も受け入れる準備ができていないですよね。
先ほどお伝えしたように、第一印象で相手に与えるべきは安心感です。
会話のスタートでする話は、誰もが知っているor誰もが答えられる話を現場で拾いましょう。
会話現場で収集できるネタとは【環境ネタ】です。
具体的には以下がいいでしょう。
- 天気
- 現場の雰囲気、人、物
- 職場の雰囲気、人間関係
- 最近ハマっている事(この先やりたい事)
これらはさほど頭を使わずに回答でき、かつ相手のプライベートに踏み込みすぎていない話題です。
天気なら「今日暑い(寒い)ですよね〜!」「最近ずっと雨ですよね」
その場の雰囲気なら「この店、雰囲気がレトロですよね!」「こういう店来られますか?」
職場の雰囲気なら、職業を聞いた後に「同期の方は多いですか?」「会社で飲み会とかはあります?」
といった感じですね。
どの内容も自分や相手が反射的に答えられる内容なはずですし、特に疑問文なら次の展開にも繋げやすいですよね。
会話のスタートは感情を刺激しすぎない平凡な話で問題ありません。
そして利用しやすいのは間違いなく【環境ネタ】です。
ぜひ実践してみてくださいね^^
さらに以降では、会話スタート後に会話を途切れさせない手法を紹介していきます。
拾ったネタの中から次の話題を見つける
順調に会話のスタートが切れたら、次はその会話を途切れさせないようにします。
具体的には最初に拾って利用した話題の中から次のネタを探して、今度はそれを利用します。
こうすることで、ひたすら話題を途切れさせることなく続けることが可能になります。
ひとつ前でお伝えした環境ネタの例を元に解説しますね。
太文字の部分は一つ前の話題から新たにネタを引き出しています。
天気なら「今日暑い(寒い)ですよね〜!」「最近ずっと雨ですよね」
→ 「夏と冬だとどっちが好きですか?」「梅雨の時期って洗濯辛いですよね」
その場の雰囲気なら「この店、雰囲気がレトロですよね!」「こういう店よく来られますか?」
→ 「普段はどんな店に行かれることが多いですか?」「よく行くのは何系のお店ですか?」
職場の雰囲気なら、職業を聞いた後に「同期の方は多いですか?」「会社で飲み会とかはあります?」
→ 「同期はみんな仲良いんですか?」「上下の壁もなく風通しの良い会社なんですね!」
例えば天気の例で言えば「今日暑い(寒い)ですよね〜!」から連想される"季節"を利用して次の話題につなげているわけです。
同じように職場ネタであれば「同期の存在や数」から個人のレベルまで落として「親密度」に繋げています。
なんとなく分かりましたか?
決して難しく考えるようなことじゃないので
- 【天気】なら【季節】に
- 【店舗】なら【雰囲気】か【メニュー】に
- 【会社などの団体】なら【個人】に
といった感じで、最初は落とし込む大枠部分を決めておきましょう。
慣れてくると↑を考えずとも瞬時に思い浮かびます^^
これを続ければ理論上は半永久的に会話ができることになります。
といっても、こちらがある程度質問すれば大抵は相手が聞き返してくるので、そうなればもう波に身を任せるだけです。
まずは現場で環境ネタを収集し、ひとつ簡単な話題を繰り出す。
↓↓↓
その話題の中でさらに新しいネタを引き出す ⇆ そのネタを使って話を振る
会話のきっかけはこの流れをマスターすればOKなので、さくっと覚えちゃいましょう。
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会話のきっかけ迷子から脱却するための日常意識
会話のきっかけで毎回迷うのはもううんざりですよね。
ここではそんな「会話のきっかけ迷子」を脱却するために日常でできる訓練を紹介します。
- 環境からネタを拾う練習は常にする
- 友人や家族で会話練習
- 上手い会話をシャドーイング
細かく見ていきましょう。
環境からネタを拾う練習は常にする
環境からネタを拾う練習は日々意識的に行うようにしましょう。
お伝えしているように全てのスタートとなるのは環境からネタを拾うことなので、これは自動的にできるようになりましょう。
練習と言ってもやることはシンプルで
【日々を過ごしていて目に入るものを利用して仮想の相手に話を振ってみる】
これだけです。
頭の中で仮想の話し相手を作ってその人に話しかけてみましょう。
例えば、高層マンションが目に入ったら
「最近この辺りもマンション増えましたよね。自宅って一軒家ですか?マンションですか?」
ランチで利用した飲食店の冷房がやけに強かったら
「うわ寒っ!笑 飲食店とか居酒屋でやたら嫌がらせかってくらい冷房強い店ありますよね。」
みたいな感じです。
こんな感じで、日々目につくものを何でも利用して脳内でシミュレーションしましょう。
この方法は1人でも場所関係なくできることなので、暇があればガシガシ練習してみてください^^
環境からのネタ拾いを極めれば会話のきっかけ作りはほぼ極めたようなものです。
友人や家族で会話練習
友人や家族など、普段から話しやすい人で会話練習をしましょう。
お伝えしているように、会話のきっかけはネタありきじゃなく環境ネタを反射的に利用します。
無駄に沈黙せずテンポよく話すトレーニングは相手を前にした会話練習が必須です。
ただ、そうはいっても慣れない相手での練習は精神的に辛い……。
なので、顔見知りの人でこっそり訓練しちゃいましょう。
普段から話し慣れている友人や家族が相手なら精神的余裕がありますよね。
いつも通り話かける前に、ふと先ほどの要素を考えてみてください。
- 天気
- その場で目に入ったもの
- 相手の職業や生活状態
余裕があればこれらを使って相手に話しかけてみましょう。
加えて相手と対面時は、慣れてきたら話の振り方に違和感がないか、声のトーンは暗くないかなども気にしてみてください^^
対面会話で他人との会話でここまでを瞬時に判断できるようになれば、もはや言うことはありません。
対面会話の場合、会話内容以外にも環境や互いの感情も関わってくるため実践練習は必須です。
話しやすい友人や家族等との会話で上手く練習してみてくださいね。
上手い会話を復唱する
上手い会話と遭遇したら1人の時に復唱して記憶に焼き付けましょう。
できれば言い回しをメモか何かに残せれば尚良しです。※もちろん何となく覚えるだけでもOK
これはシンプルに上手い会話術をテクニックとして積み上げ、自分のモノにするためです。
言葉は声に出すと、脳が活性化され、記憶に留まりやすくなります。
相手が使う言葉や話の構成に限らず、間の使い方やテンポなど、感情が動いたものは復唱して記憶に焼き付けましょう。
そして、習得した会話術はその相手がいない場所で他の人に使ってみてください。
「人のものをそのまま利用するのはちょっと……」という人は語彙を変えるなど、自分なりにアレンジしてもOK。
アウトプットを繰り返すと利用シーンや相手の反応も含めて自身の記憶に刻まれてより効果的です^^
どんな状況で誰が相手であっても会話のきっかけに困らなくなるためには、こういった地を這う地道な努力は必須です。
こっそり練習して応用力を鍛えましょう。
【まとめ】会話のきっかけで頑張る必要はない
今回は会話のきっかけに困らなくなるための方法を解説してきました。
序盤でお伝えしたように、会話のきっかけに苦手意識がある人は往々にして相手に気を遣いすぎているパターンがほとんどです。
気を遣いすぎると必ず不自然な間や焦りが浮き彫りになってしまいます。
そもそも、そんなにも「いい人」でいる必要はありません。
最初なんて普通の、誰でも秒で答えられる話題でいいのです。
そう、環境ネタです。
おすすめとして「天気」や「現場の雰囲気」などをお伝えしましたね^^
特に天気は季節やスポートなど、派生範囲が多く非常に使いやすいのでぜひ鉄板ネタに採用してあげてください。
また、場の雰囲気や感情の動きだけは、残念ながら実践でしか学べません。
友人や家族など親しい人の会話を最大限有効活用しましょう。
コツさえ掴めば会話のきっかけなんて恐れるに足りません。
考えすぎず、力を抜いて、話題を絞って気楽に話してみてください^^
それではここまで読んでいただきありがとうございました。