今回は「自分から人に話しかけられない」歯痒い気持ちを克服する方法を紹介していきます。
※本記事は、こちらから「話しかける」方についてです。
人との出会いは新しい可能性にワクワクする反面、最初に話しかけるのって緊張やらなんやで億劫になりがち。
毎回相手から話しかけてくれればいいものの毎回そうとばかりはいきませんよね。
結論から言うと、自分から積極的に話しかけられる人間になるためにやるべきことはたった2つです。
「友達を増やしたい!でも自分からは人に話しかけるのは好きじゃない……」
こんな悩みがあるなら是非読み進めてみてくださいね^^
Contents
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自分から話しかけられない人に多い2大原因
自分から話しかけられない人に多い原因は概ね以下の2つです。
- 相手の反応や感情を過度に気にし過ぎてしまう
- 過去に嫌な経験をしている
ひとつずつみていきましょう。
相手の反応や感情を過度に気にし過ぎてしまう
自分から話しかけれられない人によくある原因1つ目は「相手の反応や感情を過度に気にしすぎる」です。
自分が何か言うより先に「それを言ったことによる相手の思考」を考えてしまい、結果として言葉を制限してしまいます。
そして言葉を発すること自体に嫌悪感を感じるようになるわけです。
終いには話しかけることすら嫌になってしまう。
このパターン、よくあるのが上下関係が激しい場所です。
社会人であれば分かりやすいのは会社ですね。
実は僕が以前働いていた会社でも直属の上司が論理的に話さないとすぐ怒るタイプでした。
それが嫌で用事があっても自分からは話しかけられずにいましたよ……。
この他「気になる人に話しかける時」なんかも、つい引っ込み思案になってしまいがちです。
相手の反応を気にしすぎる人はこの時の僕と同じく
「相手の『怒』や『哀』といったネガティブ感情を引き出さないか」
がやたら気になってしまうわけですね。
上記は、結果として自分の存在意義を否定してしまうなど自信喪失にも繋がりやすくなります。
「相手の反応を気にしすぎる」は、自分から話しかけるのが嫌になる最有力原因と言っても過言ではありません。
過去に嫌な経験をしている
自分から話しかけれない原因2つ目は「過去に嫌な経験をしている」場合です。
人間は本能的に、損をしたり失敗したりした事はなかなか頭から離れないようにできている生き物です。
好きな事や楽しかった思い出って意外と忘れがちですが、嫌な思い出ってその内容まで具体的に覚えてますよね?
過去誰かに話しかけて嫌な経験をしていると、会話シーンでちょっと不安要素がある度にそれがフラッシュバックするものです。
- 「昔好きな子に告白して派手に振られたから、自分からは告白しない」
- 「前に居酒屋の店員に話しかけてウザがられたから、話しかけたくない」
こんな感じで、過去の嫌な思い出が「自分から話しかける」行為の邪魔をしてしまうのです。
10万円で買った物は数年後値段すら忘れることはあっても、なにかで5万を失った記憶はその時の細かい状況までしっかり覚えているはず。
ネガティブな体験はそれだけ私たちの脳裏に深く深く焼き付きつくのです。
自分から話しかけられない場合に想定される2つのコト
2016年に国内リサーチ会社が20代〜40代の男女約2000名に行った人見知りについての調査によれば、全体の約30%は「自分のことを人見知りだと思う」と答えたそうです。
そもそも自分から話かけられないとどんな事が想定されるのでしょうか?
以下点から考えてみましょう。
- 暗い人だと思われるかも【初対面は特に】
- 中には話しかけられると「ウザい」と思う人もいる
積極的に話せない場合1
性格が暗い人だと思われるかもしれない
相手によってはこちらのことを暗い人とか寡黙な人といった印象を抱かれることもあるでしょう。
特に初対面時は相手も積極的にあなたを知ろうとするため、そう考える人も多いはずです。
例えば合コンや大学・会社の新人歓迎会など、初対面同士の人たちが集まる場などです。
こういう場では自分から積極的に慣れずにいると「無口な人だな」「飲み嫌いなのかな」という印象を持たれがち。
※飲みの場だと「お酒を飲める人」が評価される傾向があるのためなおさらそう思われるかもしれません。
相手や場面にもよりますが、話しかけられないことでネガティブなイメージに繋げられる可能性はあるでしょう。
積極的に離せない場合2
話しかけられると「ウザい」と感じる人もいる
自分から話しかけられないことが必ず悪かと言えば、そんなことはありません。
中には気軽に話しかけると変に警戒する人もいます。
相手がそういうタイプなら、逆に無駄なトラブルを避けることができます。
社交的すぎてもいいことばかりとは限らないわけですね。
あえて寡黙さを見せた方が恋愛や仕事では好印象を与える場合はあるようです。
そういえばうちの弟が「クラスとか部活の女子に、誰とでも仲良く喋るし誰にでも話しかけるからチャラい、って言われてる」らしいのをきいて、さすが姉持ち末っ子、歪みないな・・・と思った
— ANY48 (@Any2525) February 29, 2012
相手や環境によっては自分から話しかけられないことがメリットに転じます。
自分から話しかけられない事が100%良くないことだと思う必要はありません。
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「自分から話しかけられない」を抜け出す思考法2選
まず、自分から話しかけられない状態を脱却するための思考法を紹介します。
意識すべきことは以下の2点です。
- 自己肯定感を高める(自分を肯定的に評価する)
- 仮定の考えで悩まない
1つずつみていきましょう。
話せる自分なる方法1
自己肯定感を高める(自分を肯定的に評価する)
自分を変える方法1つ目は自己肯定感を高めることです。
自己肯定感とは簡単に言えば【自分の存在価値や生き方を肯定的に評価できるか?】の感情を意味する言葉です。
自己肯定感(じここうていかん)とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉
Wikipedia「自己肯定感」より引用
自己肯定感を高めることであらゆる状況において自分自身に対して素直に向き合え、言動にも自信が持てるようになります。
と同時に、他人に対しても裏表なく尊敬や尊重でき、真に有意義な人間関係を築くことができます。
【自分から話しかけられない人の心理とは】でもお伝えしたように、人に話しかけることができない最大の原因は自分自身にどこか自信を持てていない部分があるからです。
自信がないから「どんなタイミングで」「どう話しかけて」「どんな話題なら嫌われないか」などが気になってしまうわけです。
モテるトーク術やテクニックも大事ではありますが、武器だけが強くてもそれらを自在に駆使する力がなければ何の意味もありません。
簡単な自己肯定感の高め方
自己肯定感を高めるために普段から以下3点を意識づけるようにしてみてください。
- 自分と他人は違う考えを持っていて当然
- 「他人にどう思われるか」ではなく「自分が後悔しないか」で行動する
- 明らかにネガティブに見舞われる環境には近づかない
自分と他人(たとえ家族ほど親密な関係であっても)は別の人間であり、1人1人に脳がついている限り思考や言動は絶対に違うものです。
あなたが誰かに話しかけようと考えたのなら自分と相手の感情にフォーカスするのは今はやめましょう。
それよりもその時相手に話しかけなかったことで、あなたの人生に不要な後悔の念が生まれないかを考えてみてください。
もし間違いなく後悔しないなら無理をする必要はありません。不要なストレスは避けましょう。
そうじゃないなら、後悔よりも期待の方が大きいなら勇気を持って話しかけてみてください。
(話しかけた結果の後悔より、話しかけなくてする後悔の方が嫌ですよね)
また、ネガティブな感情しか生まれないと断定できる環境にはたとえ親しい友人から誘われたとしても近くのは避けましょう。
※ネガティブな「知識」なら勉強になるかもしれませんが、感情は精神を病むだけで時間の無駄です。
このように小手先のテクニックを学ぶ以前に体質変えてしまえば、会話なんて屁でもなくなります。
最初は「自分の悪いところを改善しよう!」ではなく「自分と人は違って当たり前」という考えを持つようにして、これまでよりはるかに自分らしい人生を生きましょう^^
話せる自分になる方法2
仮定の考えで悩まない【時間がもったいないです】
自分から話しかけられない時は「○○だったらどうしよう」といった考えを抱きがちですが、こういった仮定の話で悩むのはやめましょう。
人間誰しも1分、1日、1年後の未来なんてどうなるか分かりません。
それに先のことを考えたところで読めるわけもないです。
そもそも「人に話しかける」ことは歩くのと同じくらいのアクションです。
都度悩んでいたら精神的に疲れきってしまいます。
(事実、僕はコミュ障だった頃そのせいで精神を病みかけました)
あなたは「もし○○だったら……」と考えて相手に話しかけられず、それを後悔しているからこの記事を読んでいるかと思います。
仮にもし自分から話しかけて相手から想定外の反応がきたとしましょう。
それでも結果は分かりましたね。
悩んで行動せずにモヤモヤするよりははるかにスッキリするはずです。
相手に100%気にいられる人間なんてこの世に存在しません。
起きていないこと、起きるかも分からないことを深く考え過ぎず、まずは勇気を出して話しかけてみましょう。
後悔するのも、その先のことを考えるのもそれからで遅くありません。
【状況別】自分から話しかけづらい時のおすすめ会話術
ここからは2つの状況別に「自分から話しかけづらい時」の会話テクニックを解説していきます。
- 大人数が集まる場面(イベントなど)では【環境を使う】
- 飲み会など決まった相手と話すときは【いきなり本題でもOK】
具体的に見ていきましょう。
大人数が集まる場面(イベントなど)では【環境ネタを使おう】
大規模なイベントなど、大人数かつフリーで人が集まる場面における会話の入り口としては【環境ネタ】が最も有効です。
特におすすめは天気や気温などがいいですね。
理由としては
- 必要以上に相手のプライベートに踏み込まない
- 頭を使わず誰でも答えられる
からです。
フリースタイルの婚活パーティなどのイベントのように大人数が集まる場所においては、基本「自分が話しかけなくても相手は困らない状況」です。
言い方を変えると、こちらが意味不明な話しかけ方をして雰囲気が気まずくなっても、相手は逃げられるわけですね。
ゆえに、気を張りすぎて堅苦しい内容で話しかけてしまうのは危険です。
これで拒否されでもしたら……メンタルへのダメージは避けられません。
そこで天気や気温、季節の話題のような環境ネタの出番です。
環境ネタ最大のメリットは、相手側の答えやすさはもちろん、何より「自分への負担がかからない」点です。
さらに、環境ネタの優れているのはとにかく次の話題に繋げやすい点です。
例えば以下を見てください。
▼パターン1:いきなり本題に入る

今日は何を使ってここまで来られたんですか?
▼パターン2:環境ネタを入れてから本題に入る



イベント日和だけど暑すぎは辛いですよね。
今日は何を使ってここまで来られたんですか?
どうでしょう。
あなたが相手側だとしたら、パターン1のように唐突に話しかけられると若干の恐怖感や不快感を感じるはずです。
知らない人からいきなり「携帯電話どこのメーカー使っていますか?」と聞かれるようなものですね。笑
それに対してパターン2のように本題の前にラフな話題を1つ挟むだけでかなり自然な印象に変わりますよね。
→ これは最初の環境ネタで「こちらが話しかけている」という前提が出来上がっているからです。
もちろん、本題部分がどんなジャンルの内容でも比較的柔軟に対応可能です。
相手側への気配りという点は当然ながら、自分への精神的負担が少ないのも環境ネタ最大のメリットです。
対大人数の場では、場の雰囲気を和ませる意味でも有効なのでぜひ利用してみてください。
飲み会など決まった相手と話すときは【いきなり本題でもOK】
飲み会など特定の場所で決まった相手に話しかける場合はいきなり本題で話しかけても問題ありません。(ただし表現方法には気をつけましょう)
飲み会など場所や相手が固定されている場合、相手にとっても「こちらが話しかける」事に準備ができているからです。
(この状況下で目の前にいる相手に話しかけられて違和感を持つ人は普通いませんので^ ^)
例えば合コンなど異性との集まりであれば、
- 「今日は電車で来られたんですか?」
- 「こういう飲み会って、よく行く機会ありますか?」
といった感じで、最初から比較的踏み込んだ会話スタートでも問題ありません。
もちろん環境ネタでスタートするのもOKです。※環境ネタはどんな場面でも万能に使えます。
ただ一点気をつけていただきたい点があるとすれば「表現方法」です。
いくら踏み込んだことを言っていいといっても、相手が不快に感じる(可能性がある)言い回しは避けましょう。
上記例の2つ目について、仮に以下言い回しだったらどうでしょうか。
「こういう飲み会好きなんですか?」
意味的には似ていますね。
これだと相手からすると「私ってそんなふうに見えるわけ?」という印象が強くなるはずです。
言葉は武器にもなりますが、凶器にもなります。
ちょっとした言い回しの違いで相手の印象は変わるので、十分お気をつけください。
この他、相手が年下だからといって唐突なタメ語なども第一印象悪化の危険があるので注意しましょう。
飲み会などの場では大人数の時ほど気を遣いすぎる必要はないですが、会話のスタートで印象はかなり左右されるものです。
言葉遣いや語尾には気をつけつつ、少し踏み込んだ話題で話しかけてみましょう。
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「相手から話しかけられる」人間になるのも1つの手
どうしても話しかける話しかけるのが苦手なら「相手に話しかけてもらえる人間」を目指すのも1つの手です。
相手と気楽に話せる人間になることが目標なら、相手が「話しやすい」と感じる人間になれば達成ですので^^
そのうちに喋る事に慣れ、自分からも話しかけられるようになるかもしれませんしね!
人から話しかけられる人間になるために大事なことは以下3つです。
- 自分自身を好きになる
- 「自分ならどんな人に話しかけたいか」を考えて目指す
- いつも口角を少し上げる(第一印象、大事です)
このうち、何を差し置いても大事なことは【自分自身を好きになる】ことでしょう。
自分に自信がないor自分を愛せていない人は、必ず外見や態度に雰囲気が表れるものです。
そういった人に対して無条件で話しかけようとする人は、まあまずいないでしょう。
とはいえ「自分自身を愛しましょう!」なんて簡単に言われても、それができたら悩みなんてないですよね。
とりあえずがむしゃらに行動すればいいか、と言われればそれもアリかもしれません。
ただ、行動することのリスクは、見たくないものを見てしまう可能性があることです。
そんなことをして精神を病んだらそれこそ本末転倒です。
そこでまず、最初の一歩としておすすめしたいのが信頼性のある書籍に頼ることです。
本は基本、自分を全肯定してくれます。
また、よほど作者の性格がひねくれていない限り「嫌な現実を突きつける」ようなことはありません。
自分のペースで手軽に知識を学べますしね^ ^
「ありのままの自分を認め、好きになる」なら、多くの心理学者達が絶賛する以下書籍がおすすめです。
文字数も多く、多少専門的な表現もありますが、分かりやすい例を用いて説明されているので何度も読み返すことなくスラスラ読めちゃいます。
僕の友達にもこれを薦めたところ、涙が止まらなかったと言っていました。
「自分本来の生き方」が本当の意味で確認できる一冊ですよ^^
「自分から話しかける」ことも「相手に話しかけられる人になる」ことも、目指すところは同じ「相手との会話」ですよね。
だったら相手が話しかけてくれればそれもOKですよね。
そういう人間を目指す、という考え方も持っておくとよいでしょう^^
【まとめ】まずは自信をつけるところから自分なりのペースで!
今回は自分から話しかけられない時の思考や言動について紹介してきました。
自分から話しかけられない理由は人によって様々です。
ただ、掘り下げていけば「自分に自信がない」ことが根本原因の場合が大半です。
例えばこの状態で「モテる会話〜」や「嫌われない言葉遣い〜」などを学んでも結局付け焼き刃です。
一時的にスキルが向上しても意味はありません。
いうなれば「技を覚えたはいいものの、それを自在に使うための体力がない」状態ですね。
そこでまずは「話しかける事」そのものに焦点を置くことが先決です。
今回はそのために必要な2つの方法を紹介しました。
- 自己肯定感を高める
- 仮定の考えで悩まない
今の段階はまずしっかりと爪を研いでいきます。
心の準備が整ったら行動に移していきましょう。
それぞれ状況別に紹介しましたね。
- 大人数が自由に行動できるイベントで特定の個人と話すなら【環境ネタ】
- 飲み会など移動が制限される中で決まった相手と話すなら【いきなり本題を話してもOK】
いきなり現場に繰り出してもいいですが、できれば自己肯定感を高めてから徐々に挑戦してみることをおすすめします。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。